S&J、次世代SIEM「CSIRT-Pro」のMSS事業者向けパートナープログラムを開始

〜生成AIによる調査支援と監視設定の効率化で、アナリストの分析業務への集中と利益率向上を実現、パートナー専用価格や技術支援で立ち上げを支援〜
セキュリティ監視サービスやセキュリティ事故対応などのサイバーセキュリティ事業を展開するS&J株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 信雄、証券コード:5599、以下「S&J」)は、2026年9月に発表した次世代SIEMとして、セキュリティデータレイクを基盤に、SOARによる自動対処と生成AIによる調査支援を統合した「CSIRT-Pro(シーサート・プロ)」について、MSS(Managed Security Service)事業者(※1)による活用を支援する「CSIRT-Pro パートナープログラム(以下、本プログラム)」を創設しました。本プログラムは、2026年11月5日より参加の相談受付を開始しました。

本プログラムでは、MSS事業者が自社のセキュリティ監視サービスの基盤としてCSIRT-Proを活用できるよう、専用の価格体系に加え、価値検証(PoV)や技術支援、紹介・トレーニング資料などを提供します。これにより、複数の顧客環境を分離して管理できる仕組みや、生成AIによる調査支援、監視設定を複数の顧客環境に展開できる機能を活用し、MSS事業者のサービスの早期立ち上げと継続的な運用をS&Jが支援します。
プログラム提供の背景
2026年秋も、サイバー攻撃による大規模な情報漏えいの公表が相次いでいます。警察庁によると、2026年上半期のランサムウェア被害は半期として過去最多となり(※2)、AIエージェントを悪用した高速な侵入事例も報告されています。こうした脅威に対抗するには、複数のセキュリティ製品のログを横断的に分析し、迅速な対処につなげる監視体制が重要です。
一方、サイバー攻撃への対応が高度化するなか、MSS事業者には、顧客ごとの監視環境の構築・運用に加え、増加するアラートの調査・分析を担う専門人材の確保や、セキュリティ基盤の運用コストが大きな課題となっています。また、定型的な一次切り分けや報告書作成といった業務の一部は生成AIによる効率化が進みつつあり、MSS事業者には、これまで以上に高度な分析や顧客支援といった付加価値の高い役割が求められています。
S&Jは「インシデント0に、本気。」を掲げ、重大な事業被害につながるセキュリティインシデントのゼロ化に取り組んでいます。MSS事業者がより多くの企業へ高品質な監視サービスを提供できる環境づくりを通じ、日本企業のサイバーセキュリティ強化に貢献するために本プログラムを開始しました。
MSS事業者にとってのメリット
S&Jが提供するCSIRT-Proは、セキュリティログの集約・長期保管を基盤に、検知、調査、対処を支援するセキュリティプラットフォームです。生成AIによる調査支援や、監視設定を再利用・展開できる仕組みなどを備え、MSS事業者が複数の顧客にサービスを提供する際の運用負荷やコストの低減に貢献します。
1.日本語でログ分析、AI活用で調査工数を削減しアナリストの稼働を最適化
検索クエリを書き慣れていない担当者でも、「直近24時間のログイン失敗を送信元IPごとにグラフにして」のように日本語で指示するだけで、生成AIがログの検索・集計・可視化を実行し、表やグラフで結果を提示します。アラート調査では、関連ログの分析結果や根拠を整理して提示し、調査の過程も確認できます。これにより、繰り返し発生する調査や情報収集の負荷を軽減し、MSS事業者のアナリストが高度な分析や判断に集中できる環境づくりを支援します。
2.導入・展開を効率化し、サービス利用の拡大に対応
一度作成した監視設定をIntegration(設定のパッケージ)として再利用できるため、MSS事業者は新たなエンドユーザーへの監視サービスの展開を効率化できます。
3.基盤の保守・管理負担を軽減し、運用の容易性を向上
基盤はSaaSで提供するため、サーバの増強やソフトウェアの更新はS&Jが担い、MSS事業者は基盤の保守にかかる負担を軽減できます。また、ログの取り込み時に形式を定義する必要がなく、機器の更新などで形式が変わっても再取り込みは不要です。分析用の定義も後から修正でき、蓄積済みのログに反映できるため、継続的な運用に伴う作業負荷の低減にも貢献します。
4.基盤コストを抑制し、サービスの利益率向上に貢献
基盤費用は大手クラウドベンダー製SIEMの約3分の1以下(※3)で、365日分のログ保管に対応しています。利用規模に応じた料金プランを用意しており、Smallプランは月額4万円(税抜)から利用可能です。コストを抑えながら収益性の高いMSSの提供を支援します。
エンドユーザー向けには、1年分のログ調査やPlaybookによる対応自動化を備えた監視サービスとして提案できます。
「CSIRT-Pro パートナープログラム」の概要
| プログラム名 | CSIRT-Pro パートナープログラム (シーサート・プロ パートナープログラム) |
|---|---|
| 受付開始日 | 2026年11月5日(木) |
| 対象者 | ・セキュリティ監視サービス(MSS)を提供する事業者 ・新たに提供を検討している事業者 |
| 主な提供内容 | ・MSS事業者向けの専用価格体系 ・サービス紹介資料/トレーニング資料の提供 ・体制などに応じて、技術支援 ・導入/移行支援、利活用支援を提供(有償) |
| 料金について | ・エンドユーザー環境とMSS事業者環境向けに利用量別プランを用意 ・顧客環境へのログ検索/生成AI利用はMSS事業者側で計上 ・Smallプランは月額4万円(税抜)から |
| 受付方法 | 専用Webページにて受付 ※問合せ状況により、案内に時間を要す場合があります。 |
(※2) 警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年9月)による。
(※3) 主要クラウド型SIEMにおいて1日あたり50GBのログを1年間保管・検索した場合の標準的な公表料金と、CSIRT-Pro「Mediumプラン」の費用を比較した当社試算に基づきます。